-瑞穂の部屋-
「何だかわけがわかりませんが、取り合えず腹だけは立ちますっ!」
「お、なんだね、やるかね?ご希望のもので勝負しちゃうぜあたしは・・・あ〜ん?」
「じょーとーですっ!こってんぱんにして差し上げますっ!」

ドタドタと二人が争って食堂に下りていくのがわかる。

「はぁ〜まりやに貴子さんを連れてかれちゃったぁ・・・守れなかった・・・」
男失格だ・・・
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-食堂-
「あやや、会長さん、お姉さまとご一緒ではなかったのですか?」

食堂では奏ちゃんがちょうどお茶の片づけをしていた。

「お、奏ちゃん、いいとこに、これからみんなでゲームをしようかと思うのだけどやらない?」
「えぇ、奏もご一緒してよろしいのですか?」
「いいのですよ。みんなでした方が楽しいですからね。特にまりやさんにはきっちりとどちらが上か示さなくては(雷エフェクト)」
「あら、私、示していなかったのですか?それは大変ご失礼を!(さらに雷エフェクト)」
「奏ちゃん、由佳里ちゃんは?」
「由佳里はまだ部活だよ。でもあの子は、貴子とはあまり面識がないと思うから、少し怖がると思うのよね?」
「・・・・・。」

一瞬貴子さんが少し悲しそうな顔をした。
前に、貴子さんはご自分のことを冷血女だと評価していたのを思い出した。

「そういえば、面識なかったかなぁ・・・でも貴子さんはとても優しいですよ。」
「そうなのですよ〜。会長さんは御やさしいのですよ。
だから由佳里ちゃんもすぐに親しくなると思うのですよ〜。」
「瑞穂さん、奏さん・・・。」
「貴子が御やさしいねえ〜。あ〜ん、それは大発見ですわね。」
「ま、まりやさん、少し調子が良すぎてよっ。その減らず口もこのトランプで片付て上げますわっ!」
「お〜、最初の勝負はトランプですか〜?勝負の方法はどうするんですかにゃ〜?」
「な、な、何ですかっ。そのにゃ〜という語尾はっ!」
「奏、トランプで熱くなる勝負なら革命だと思うのですよ〜。」

そ、そんな、奏ちゃん炊きつけるような真似は・・・

「革命か〜。懐かしいですわ。10月にあんたは革命家に大敗を喫したのでしたね。」
「そ、そんな奏は、単にゲームとして一番楽しいと思っているのですよ〜。会長さん、ご、ごめんなさいなのですよ。」
「よろしいですわっ!まりやさんを大貧民に貶めさせて頂きますわ。貴方には大変お似合いですものね?」
「あらあら、大貧民になるのはどちらの誰かさんでしょうかねえ〜瑞穂様、奏ちゃん?」
「はい、はい、前哨戦はこれまでにして早く始めましょうね・・・。」

やばい・・・早く始めないと・・・命に関わる・・・

-トランプを配り終えた状態-
「革命というゲームのルールは会長さんはご存知なのですか?」
「ええ、大体は知っています。」
「確か地方によってルールが異なるのよね?うちの寮でもたまにしているから、貴子のルールと統一をしないとね。」
「3から順に強くなって、2が一番強かったわね。ジョーカーは全てに強いのだけれど、ハートの3に弱かったと思うわ。」
「そうなのですよ〜お姉さま。でも奏は、ジョーカーはダイヤの3に弱いルールも知っているのですよ。」
「えー!ダイヤの3って最初に出すんじゃなかったの?」
「私も瑞穂さんが云うルールの方を知っていますが、奏さんの云ったルールは初めて聞いたわね。」
「色々なルールがあるのですよ〜。お姉さまが云ったルールがみんなに一番浸透しているので、
そのルールを主体にしてやるのですよ。」
「そうした方が良さそうね。ルールがごっちゃになっちゃうもんね。」

「革命は4枚同じ数字もしくは、「階段」と云いまして数字を順に並べて5枚同じ柄で出すとできますのですよ。
後、「縛り」と云いまして、前に出されたトランプの柄と同じ柄を出しますと、次も同じ柄を出さなくてはならないのですよ〜。」
「階段と云うのは初めて聞きましたわ。縛りはこの寮でよく使っていたルールだったわね。」
「階段はたまに聞くルールだわ。」
「私は両方知りませんでした。8で流れを切るとか、ジャックで強さが逆になるなどの特殊な数字のカードを知っていますわ。」
「あ〜。それ知ってるんだ。寮でのルールもそれを使っていたのよね。」
「でも縛りと云うルールもこの寮で浸透しているのなら、私も従いますわ。」
「あら〜生徒会長ともあろうお方が、「縛り」などと云う言葉を何回もお使いとは、いけませんなぁ〜。
それとももう日常茶飯事ですかにゃ〜?」
「縛り・・・・・瑞穂さんに縛り・・・・・・み、み、みずほぉさ、さ、さんに、し、ししばりいぃいいっ。」

貴子さんの顔色がみるみる変わってく・・・・・

「そ、そ、そんなことっ、あ、あるわけないじゃないですかっ!(顔真っ赤エフェクト)」
「おやおや、そんな必死にならなくても〜。」
「はれ〜、「縛り」とはそんなにおかしな言葉だったのですか?〜」
「奏ちゃん、それは・・・さ、ルールも決まったみたいだし、やりましょうよ、ね(汗」

-いざ革命-
「ふふふ、にっひひ。」
「まりやさん、その笑い声何とかなりませんか・・・。」
「ダイヤの3はどなたが持っていますか?」
「奏が持っているのですよ。」

奏ちゃんが持っていたダイヤの3を中央にだした。

「奏ちゃん、やっぱり運が強いわね。私ね、はい、縛りっと。」

まりやはダイヤのジャックを出した。

「ダイヤ縛りのリターンか・・・・はい。ダイヤの7と。」
「さすが瑞穂さん、いい数字ですわね。では私は6を。」
「う〜、奏、パスなのですよ。」
「うへへ。私がダイヤの4を持っているのよね。にっひひ。」
「そ、その笑い声・・・・なんとかなりませんかっ?・・・・」

-ごめんなさい中略します-
「まさか・・・・こ、こんなとこで瑞穂ちゃんが革命するとは思わなかった・・・」

結局、奏ちゃんが1番で終わり、その後僕の革命で順位が逆転、貴子さん、僕、まりやの順で終わった。

「あらあら、大貧民様が愚痴を零されるのですか?」
「なっとくいくかぁああああああああぁ!やり直しを要求するっ!」
「奏ちゃんは早めに出し切ってしまったわね。」
「奏は、ジョーカーが出てなかったので誰かが狙ってると思っていたのですよ〜」
「ふふふ、残念。もう少し早く出せばよかったわ。」

その時、玄関の方でガタっと扉を開ける音がした。

「きっと由佳里ちゃんなのですよ〜。奏が見てくるのですよ。」

奏ちゃんは立ち上がると、玄関に向かって行った。

「ただいま〜。あれ、誰かお客様が来ています?」
「おかえりなさいなのですよ〜。今会長さん来ているのですよ。」
「か、会長さんって?・・・・せ、生徒会長さんですか?」
「食堂でゲームをしているとこなのですよ。由佳里ちゃんもご一緒にいかがなのですか?」
「え、わ、私なんかがいいんですか?」
「いいのですよ〜。会長さんもお姉さまもみんな喜ぶと思うのですよ。」

-再び食堂-
由佳里ちゃんが、ドアを開けて食堂に入ってきた。

「おかえり〜由佳里。」
「おかえりなさい、由佳里ちゃん。」
「こんにちは、お邪魔してます、上岡さん。」
「こ、こんにちは会長さん。ど、どうぞ、わ、私のことは由佳里と呼んでくださいぃ。」

ガチガチに緊張しながら、由佳里ちゃんが話をしている。

「ふふ、由佳里さんね。どうぞよろしくお願いしますね。」

貴子さんは終始穏やかな物腰だった。誰も今の彼女を見て冷血だとは思わないだろう。
その様子を見てか、由佳里ちゃんの表情も徐々に柔らかくなってくる。

「へ〜。貴子もさ、なんだか変わったよね。」
「あなたは、ほっとんど変わりませんけどね。
まあ貴方が私のことを誉めること事態なかったことですから、そういう意味では変わりましたわ。」
「うあっ、云ったわね。前言撤回。あんたとあたしはやっぱり勝負をつけなければなさそうね。」
「じょーとーですっ!何度でも痛めつけて上げますわ。」
「人生ゲームで、今度こそ奈落の底に瑞穂ちゃん共々落としてやる!」

あ、あの人生ゲームか・・・・僕に少し恨みがあるのかも・・・

「まりやお姉さま・・・・あのゲームですか・・・・・」
「会長さんが混じると、まりやお姉さまもなんだか楽しそうなのですよ〜。」

楽しいと云うか、感情を常に爆発させてると云うか・・・・・

「このゲームを見ると、なんだか9月の幽霊事件を思い出してしまうわね。」

そう、そして、一子ちゃんのことも・・・・・って・・・・・あ、貴子さん幽霊苦手だったような・・・

「お姉さま、奏もそう思っていたとこなのですよ。」
「ゆ、ゆ、ゆうれ、いですか、かっ!そ、そんなのは、い、い、いるわけな、ないじゃないですかっ。」
「そ、そうですよ。な、なにもこんな時にその話をしなくても・・・・。」
「おやおや、ゆかりんは第2音楽室の話はそ〜んなに苦手ですかにゃ〜?
ねえ奏ちゃん〜、もっと違う幽霊話ない?」
「幽霊話なのですか〜?う〜、トイレの小声がするお話なら知っているのですよ〜。」
「と、と、トイレっ・・・・きゅうううう・・・。」

パタッと二人ともその場に倒れてしまった。

「た、貴子さん、由佳里ちゃん!」
「え、え〜、由佳里なら分かるけど、なんで貴子まで倒れるの?しかも倒れるのはやっ!」

ひょっとしてこの二人って・・・・似ているのかも・・・・・

-半年後-
「瑞穂さん、ちゃんと聞いてますか?」
「ええ、もちろん聞いてますよ。」

1年後貴子さんと僕は、大学のキャンパスを歩いていた。

「それでですね。君江さんに聞いたのだけれど、生徒会に由佳里さんが入ったそうなんですよ。」
「由佳里ちゃんが?へえ〜、由佳里ちゃんは陸上部の部長になると思っていましたよ。」
「業務はいたって真面目で、まるで私みたいらしいですよ。ふふふ。」

貴子さんが、本当に楽しそうに話している。生徒会がまた新しい動きになったのが嬉しいのだろう。

「由佳里ちゃんはまりやに似ていると思っていたけど、どうやら貴子さんにも似ているんですね。」

きっと、由佳里ちゃんは何かを生徒会で見つけたのだろう・・・・。

「ひょっとしたら次の生徒会長は由佳里さんで、奏さんがエルダーだったりしてね。」

あ、あれ・・・・前に貴子さんと似ている共通点があったような・・・・・・・・。

「そういえば君江さんって、幽霊話は苦手でしたか?」
「ゆ、幽霊ですかっ?た、確か、わ、私がいた時はそんな話は、し、してませんでしたわ。」

代代生徒会長は、幽霊話が苦手とか・・・・・。ま、まさかね・・・・・。
真相は闇へ・・・・・・。

-Fin-


貴子ルートでのこのトランプ勝負はぜひ見たかったため、SSにしてみました。
ゆっくりすると長くなってしまうので、途中で切り上げてしまいました。
由佳里ちゃんが生徒会長になる謎も混ぜて見たけど・・・・やっぱり下手でした。

そして半年後と1年後を間違えてしまったorz
しかもうまい描写がまったくなく、場面切り替えもうまくできませんでした。
会話ばかりというのもなんだか・・・・。もう少し勉強してみます・・・・


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